なれそめ編です。

第一話はこちら
↓↓↓


なれそめ24しまなみ海道-5
なれそめ24しまなみ海道-1
なれそめ24しまなみ海道-2
なれそめ24しまなみ海道-3
なれそめ24しまなみ海道-4


しまなみ海道を
ママチャリで横断しました。

・・・ってなれそめから
話それてますが、ちゃんと
チャンポンとのエピソードに
帰結していく内容ではあるので
しばしお付き合いいただけると
幸いです( ;∀;)


次の話


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よろしくお願いします( ˘ω˘ )

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ここから当時の旅の思い出日記を
写真付きで振り返ります。

よろしければ写真だけでも眺めて
いってやってください\(^o^)/

長いです。すみません。




【1日目】尾道:古き良き風景が残る寺社の街


今回の旅の主目的は
「しまなみ海道を自転車で走破すること」

尾道で自転車を借りて、
今治まで自転車で海を渡る。

そんな旅の、まずは初日。尾道から。
この日は前哨戦として尾道市内を観光。

とにかく尾道は、(良く言えば)レトロ。
昭和の風景がほぼそのままの形で、残ってる。

そしてお寺や神社と、
人々の生活が融合している。

民家のすぐ裏にはお寺があり、
神社のすぐ脇には民家があった。

尾道は、どこか懐かしく
居心地のいい、平和な街だった。

◆癒しの艮(うしとら)神社◆

千光寺行ロープウェイの麓にある、
おっきな楠に守られた、艮神社。

艮(うしとら)神社

新緑の爽やかな緑が綺麗だった。
すっごく静かな場所で、癒された。か
なり気に入った。

◆猫の道◆

猫の道

尾道って、猫の街なのかな?
いろんなところに猫がいたし、
招き猫美術館もあったし、
お土産屋では猫グッズがたくさん。

◆愛染明王のおわす千光寺◆

これは平山郁夫も描いた有名な鐘楼。

千光寺1

こちらが愛染明王様。

千光寺2


邪まな愛、貪りの愛を戒める
恐ろしい形相…!!

縁結びの仏様がこんなに怖い顔
してるとは思わなかった…笑

◆牡丹咲き誇る天寧寺◆

牡丹の花って初めて見たかも…
すごく大きい。

天寧寺1

この三重塔は室町時代に建立したらしい。
この風景も平山郁夫が描いていた。

天寧寺2

初日は体力温存しておく予定が…
たくさんのお寺と神社を巡って、歩き倒して、
早速足に疲労が蓄積されてしまった。

【2日目】因島の造船ドックと岩城島で過ごす静かな時間


朝6時起床して、しまなみ海道横断用の
レンタサイクルターミナルへ向かった。

カゴが大きめなママチャリを借りた。

自転車

しまなみ海道の地図はこちら。

cyclingmap
(※↑画像元:公益社団法人今治地方観光協会

まずは、尾道から渡し船で向島へ行った。

ここが今治まで続く
約70kmの道のりのスタート地点。

サイクリングスタート

お天気にも恵まれ、快調にスタート~!

私はもともとチャリンコが大好きだから、
小さな島の静かな田舎道をすいすいプラプラ
自転車でひた走るのは最高に気持ち良かった。




瀬戸内の風景が好き。

静かな水面の上に、小さな山が
ぽこぽこっと浮かんでいるのは、
ここでしか見られない風景なのかなぁと思う。

瀬戸内の風景

が、しかしとにかく日差しが強い。
帽子を買ったけど、風ですぐ飛ばされてしまう…

というわけで、持っていたストールを
頭に巻いて、日よけ兼帽子押さえにした。
こんな感じで。 大きな因島大橋を背景に。

日焼け対策

見た目は難アリだけど、これがまた効果バツグン!!!快適にサイクリングできた~!





やってきました第一の関門、
因島大橋どーん。

因島大橋

何がキツイって、橋を渡るためには
あの高さまで自転車で坂道を
駆け上がらなければならないこと…

自転車でも登れるような
ゆる~~~やかな上り坂が
1~2kmくらい平気で続くので、
運動不足の太ももが悲鳴を上げまくった。

しんどい…

ほぼほぼ登り切ったところから見る因島大橋。
海をかける橋は、こうしてみるとやっぱり大きい。

因島大橋2





小さな因島で一番感動したのは、造船ドック…!!
船おっきくて、迫力満点…!かっこよすぎる~~~!!!

造船ドック

そんなこんなで、なんとか目的地、土生港へ到着~

お昼を食べてからしばらくフェリー乗り場で
のんびりと船を待った後、高速艇で
本日の宿泊地・岩城島へと向かった。





因島を離れやってきたのは岩城島。
ここは橋も通っていない、
船でしか渡れない小さな島。

岩城島

レモンの島らしい。
いろんなところにレモン畑が

レモン畑

農家のおばちゃんじゃなくて、
カンペキな日焼け対策を施した私です。

レモン畑2

浜辺にやってきた。
波がすごく穏やかで、まるで湖みたい。

岩城島2

この静かな場所でしばらく、
なーんにもしない時間を過ごした。

遠くに浮かぶ島の風景を見たり、
さざ波の音に耳を傾けてみたり、
考え事してみたり。

ヒトデがいたー!

岩城島3

特にすることもなく自転車で島を
ぷらぷらお散歩するのも楽しかった。

観光客も殆どいなくて、
堤防の上で釣りをしてたりするくらい。

GWなのに人混みとは縁遠い、
穏やかで優しい場所だった。

岩城島ステキ!

2日目はここで一泊。
心地よい疲労感で…すぐに寝てしまった。

【3日目】平山郁夫美術館と大山祇神社


朝5:45起床。
おいしい朝ごはんをいただいた後、
港まで送ってもらって、7:30の
フェリーに乗って第4の島、生口島へ。

フェリー1

フェリーに書いてあった。愛媛の言葉。
おじいちゃんの声が聞こえてくる。

フェリー2

生口島の海沿いの道をすいすいと快適に
自転車でやってきたのは、平山郁夫美術館。

いざ行ってみるとすっかりハマってしまった。。
平山郁夫、すごい。すごい。

天才っ!

素直にもっとたくさんの作品を見たい!!と思った。美術館に来てこんな気持ちになるのは初めてかもしれない。
お土産に絵葉書いっぱい買った。

これは絵葉書の写真。
瀬戸内のキレイな風景を本当に
見事に表現していると思う。

平山郁夫の瀬戸内海

原画を見て、一番気に入った絵。
因島大橋。ピンク色が本当にきれい。

平山郁夫の因島大橋

余談になるけど、この美術館にいてそういえば
思い出したのは、大学の図書館に何気なく
飾ってあった大きな絵画。あれも平山郁夫だった。

学生時代ももちろん
絵心なんか全くなかったけど、
それでもあまりの迫力と美しさに、
ぼーっと見とれてしまったことがあった。

こんな素晴らしい絵が飾られている図書館で、
ここで勉強をしているんだということを、
それとなく贅沢に感じていた。

森の向こうにわずかに垣間見える黄金色の空が
途方もなく美しくて、ずっと眺めていると
吸い込まれそうになっていた。

当時私は勝手にその絵を「学問の道」と
呼んでいたけど、正式名称は違ったらしい(笑)

平山郁夫「熊野路・古道」
学問の道
(※↑画像元:JAIRO 口絵・平山郁夫「熊野路・古道」



「真理探究の奥深さ」をテーマに描かれた作品です。
森の奥深く消える古道は学問の深遠さを象徴し、
上方に輝く曙光は厳しい道の果てにある希望と
安らぎを暗示しているそうです。(⇒出典

↑あながち間違ってないか。

とにかく平山郁夫の展示会があったら、
また行きたい。本当にすてき。





次の島を目指し、再び自転車で出発!!
多々羅大橋を渡るべく、ひたすらに
坂道を駆け上った。

足ぱんぱんだー。。

多々羅大橋

橋の向こうに見えるのが次の島、大三島!!



・ 

なんとか多々羅大橋を渡り切って、
第5の島・大三島へ到着。

ここの一番の目的は、大山祇神社へ行くこと。

しかしそこへたどり着くためには、
峠を一つ越えなければならなかった。

車だったら全く気にならないような
坂道だけど、しんどい、しんどい。

途中、藤の花が咲く小道があった。
きれいだ~。気品があるね。

藤の花

ぼろぼろになりながらたどり着いた、
大山祇神社~~!!

大山祇神社1

ここは国宝、重要文化財の指定をうけた
日本の甲冑の約4割が集まっているという
由緒ある神社。

大山祇神社3

平山郁夫が描いた風景。

大山祇神社2

平山郁夫の大山祇神社

お参りをしてから、おみくじをひいた。

結果は、半吉。

とにかくすぐに行動しろって
書いてあった(笑)





お昼ご飯を食べて、元気復活!!

また同じ峠を越えて、
多々羅大橋まで戻ってきたくらいには、
前より少しメンタル面で
強くなったような気がした。

しんどい坂道に出くわしたときの
気持ちの持っていき方が分かってきた。

もちろん体力的にキツいのは変わらないけど、
精神的に参っちゃうようなことは無くなった。

我ながらすごいすごい(笑)

ここから先はひたすらに
今治を目指して、橋を渡り、ひた走る。